第14回。
Keith kenniffのBranches アメリカのミュージシャン。 以前エレクトロとエレクトリックの認識について書きましたが Keith kennniffもその二つをうまく融合している音楽。 エレクトロのノイズ音とエレクトリックな音質に ピアノやストリングスの生楽器の音が心地良い具合に 混ざって一つの音楽に。 初めてKeith kenniffを聞いた時に感じた印象はエレクトロの要素である 電子のノイズでビートを構築している!!というもので 何種類かのノイズの音質でドラムでいう8ビート風なリズムを 作りだしている事でした。 例えば、ジー、ビー、ボー、ザー、というノイズの音があって ドラムの8ビートを作り出す。4拍子の一小節にハイハットを8分音符で刻んで バスドラムを一拍目と三拍目に、スネアを二拍と四拍目に打つパターンがあった としてそれをノイズの音にはめこむ。 ハイハットの八分音符を ジービージービージービージービー バスドラムをボー、スネアをザーにして、ボーザーボーザー こうするとドラムで聞きなれた8ビートもノイズで作るととても 新鮮な感触に感じられます。 生のドラムの生楽器ならではなダイナミクスが心地良いのはいうまでも ありませんが電子音を組み合わせて作るビートも無機質なのに趣深い。 個人的なアルバムのおすすめ曲はHere. ピアノの音にストリングスが混じってきてノイズのビートが重なってくる。 メインのテーマになるメロディーがあるわけではないのに重なりあう音で 景色が浮かんでくる。 他にも違和感なく耳に飛び込んでくる曲がたくさん入っているこのアルバムは ぜひ一家に一枚あって欲しい音源です。 ほりた
by chrisvancornell
| 2014-11-05 23:50
| ほりた(review)
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