ほりたreview No17.

第17回は、冬の朝によく聞く一枚。
Bobby CaldwellのEvening Scandal。(1978年)
言わずもがなのAORの名盤。
初めてこのアルバムを聴いたのは20歳ぐらいの時。
その当時、CDが試聴できる地元のレンタルCD屋で片っ端から試聴をしまくっていて
その中でこのアルバムを見つけた。
おしゃれなテンションコードにキレの良いドラムのビート、哀愁漂う歌のメロディー。
1曲目のSpecial to meを聴いたとたん、ウォー!!って木更津の片隅で
気持ちが高揚したのを覚えている。
自分のイメージだとこの年代のAORのバスドラムの音はフロントヘッドを
はずしたような、ドフッとしたマイルドな音。
その音がプレベと混ざり合う感触とか最高です。
実際フロントヘッドを外しているかどうかはわかりませんがもし外していなくて
このドラムの音だとすると、アナログテープレコーダーに落とし込んででてくる
ドフッ感ですね。
この年代はレコーディングイコール、アナログテープレコーダーだったのでしょうか。
なんでアナログだと耳に悪そうな低音やhighの音が消えるのでしょうか。
きっとテープ自体が帯域の真ん中あたりをきれいにくりぬいたような自然なコンプに
なっているのでしょうね。
オーケストラが演奏するクラシックだと現代レコーディングの
鮮明度が高い音が最高ですが音楽の種類によってはクリアで綺麗な音が
ベストとも限らないです。
でもAORってバンドサウンドのレコーデイングの音やアレンジの最先端を
築いていった音楽だと思っているので、アルバムが発売した78年に
自分がこのアルバムを聴いていたら衝撃度は凄かったと思います。
(注、78年に自分はまだ生まれていません)

このアルバムで一番有名な曲はおそらく、What You Won’t Do For Love.
後半2分はずっと同じコードなのに歌が出てこないトンチ具合(誰もが一度は
歌でてこないのかよとツッコミを入れているはず)、
タムはL、フロアタムはややRにPANをベタに振り分けてくれている優しさ、
1サビの歌はあえてセンターでなくL45R45あたりでコーラスのみにするしゃれおつ感、
突然チョパーを入れてくるベース、
最高です。

ほりた
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by chrisvancornell | 2014-11-26 01:20 | ほりた(review)
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