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ほりた review No45.

第45回。
フィリィップグラス、ポワカッツィ(1988年)
名の通りポワカッツィ、という映画のサントラのようです。

フィリップグラスはアメリカの現代音楽の作曲家。

このアルバムは金管のホーン系で主線のメロを構成する曲が多く、
それに現代っぽいシンセの音が後ろに聞こえてきたりして、
吹奏楽部にシンセサイザーの担当を入れたという感覚で面白いです。
しかしクラシックのオーケストラである、ピアノコンチェルトのピアノを
シンセに置き換えたと冷静に考えるとそこまで遠く離れた感覚でもないのかと
感じました。

Anthemというリズムはマーチングテイストの曲がメインのようで
Part1-3まで入っている。
Anthem Part3と最後の曲でタイトル曲、PowaqqatsiはメロがAnthemと同じながら
讃美歌のような透き通った歌が入ってくる。
この高揚感がこのアルバムのハイライトであり壮大さも最高潮。
綺麗な交響曲よりも野蛮な雰囲気がかっこよくて、けどシンプルなので
ダイレクトに耳に飛び込んでくる。
音を点のリズムで感じるのではなくて、音全体を3Dに感じ音像を聞く。
このスタイルにとても合う曲です。
素晴らしい。

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by ChrisVanCornell | 2015-07-16 00:30 | ほりた(review)
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