ほりた review No49.

第49回。
2015年の吹奏楽コンクール課題曲の
プロヴァンスの風(田坂 直樹、作曲)。

先日高校生の吹奏楽コンクールの千葉県大会を観に行きました。
高校ごとに違った音の個性があって、キラキラしてて倍音たっぷりな華やかな音の学校や、正確なリズムでどっしりとした忠実で厳格な音の学校、圧倒的なソロを吹く演奏者がいて曲も音も個性が融合して奇跡の音になっている学校、などなどとてもおもしろくて色々感じる部分があった。

それでコンクールはどの学校もいくつかの候補から選ぶ課題曲と自由曲の2曲を演奏していく。
課題曲という名前のイメージだと小難しい技術に偏ったもので、何回も聞きたくなるという胸を揺さぶる曲ではないだろうと偏見をもっていましたが、そんなことはなかったです。
バンドマンの言葉でいうと、ポップ!(な曲もある)
そして今回単純に何回も聞きたいと思った課題曲がプロヴァンスの風。

突然転調で胸キュンなメロディーがでてくるおもしろさ、主線のメロディーを違う楽器で順に演奏しメロディーは変わらずに他パートのアレンジを変えて色をつけたり、突然フラメンコ風キメがでてきたりとあの手この手で聞かせる工夫があり素敵です。

ドラムの視点からの吹奏楽でのドラムは、バスドラ、スネア、シンバルを各1名で演奏する
ことが多い。
ロックバンドでのドラムは8ビートでバンド全体のリズムのループを率先するという役割で構成されている事が多いですが吹奏楽のバスドラ、スネア、シンバルの役割はクレッシェンドなど曲の抑揚をつける為に特化されている。
単純に管楽器よりも大きい音量がすぐだせてその音量を長い時間維持するのも
苦でないからでしょう。
同じ楽器なのに役割が違うというのはよく考えるととても面白い事です。

高校生の奏でる音はプロの演奏者とは違う方向の音の真摯さがあった。
それが技術なのか楽器自体の質かはわからないが個人的には、思い。だと思う。


堀田
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by ChrisVanCornell | 2015-08-26 21:16 | ほりた(review)
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